「天神さんの里ふるさと山の歴史」が、当初の取りかかりから5年余りを要し、どうにか発行
す ることが出来ました。
今、山区は厳しい環境変化の中にあります。全国的な少子高齢化の波は、当区にも大きな
影響を与え、小学校に通う児童は、平成21年度は16名となりました。また山区を支える20代、
30代の若者は、山区外に住居を構える傾向が多くなりました。
こうした中天神、「さんの里山区」の私たちの先祖は、どのような暮らしをしていたのか。道や
川や農地や溜池や山林は、どのように変わって来たのか。天神さんあっての山区にとって天
神さんを守ってきた先人達の歩みはどうだったのか。
もの凄いスピードで変化していく世相の中、今一度、私たちが住んでいる山区の歴史をひもと
き、散逸しそうな資料を収集し、後世に伝えようと考え、「天神さんの里ふるさと山の歴史」の編
纂を行いました。
今後も区民の皆様のご協力をいただき「天神さんの里ふるさと山の歴史」の編纂事業を継続
して行きたいと思っています。内容の訂正や追加資料等がありましたらよろしくお願いします。
「天神さんの里ふるさと山の歴史」が、明日の山区の礎に成ればこの上ない幸せです。
後になりましたが、本誌編纂に当たり、資料提供等ご協力いただいた方々に感謝申し上げます。
平成22年3月
編纂委員一同
企画・編纂天神さんの里ふる里山の歴史編纂委員会
編纂委員
西村良藏・前川重男・廣瀬善雄・門坂稔・廣瀬輝雄
山中茂・田中勲・堂山勧・中尾長男・青山市郎
堂城川石一・松下久雄・廣瀬喜樹
発行山区
表紙の「思い川と山区」のスケッチ画は、東近江市市子沖町在住の川島喜三郎画伯(東光会
会員) が、山区を訪れ、美しい里山を描きとめられた内の1枚を寄贈いただいたものです。
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