草の根広場の建造及び拡張工事の経過
1.建造認可前の経過
@昭和58年に悲願の集会所建設が成り、次なる念願は自治会員の親睦と交流を促進す るための多目的広場(或いはグランド)をとの機運が高まっていた。 A現在の集会所、草の根広場、びわこホーム団地、センチュリーホーム団地の土地は、菅 谷団地を造成・販売した東宝ランド社が住民の公共施設建設用として水口町に移管した土 地であり、自治会は発足以来、歴代役員が町当局に対して、幼稚園の建設を要望してきた 経過があった。 B昭和63年3月、現在のセンチュリーホーム団地とびわこホーム団地の土地は、町当局が 工業団地に所在する日本発条及び京阪電線の2社に対して、笹ヶ丘の社宅用地と交換 (町所有から2社の私有地)した事情が発生し、住民の将来への期待が裏切られることと なった。 C同4月、現在の草の根広場の土地に自治会の最重要課題として公園の建設を要望した が、 63年度の町の予算に盛り込まれることなく、大きな壁に当たっていた。 D同6月、山区の中尾和夫町議員同道にて町当局への折衝を行うも前向きな回答が得ら れず、さらに春日区及び下山区の町議員にもご尽力をお願いした。特に春日区の吉田照 義町議員は町当局への強力な折衝に動かれ、町の態度が前向きに動くこととなった。 2.草の根広場の建造 @63年8月、町当局より「県の草の根広場建設事業として工事に取りかかる」との説明が あり、9月に町と土地使用貸借契約書を締結、10月から造成工事が始まった。 A同12月18日、草の根広場の竣工式を実施し、ここに念願の実現が成った。 竣工式に は町議員3氏をはじめ町助役、建設に当たった会社代表を招き、柏木神社の祭祀のも と安全を祈願し、多数の住民と子供たちでこけら落としの球技大会を行い、草の根広場 の完成を祝った。 B草の根広場建造の概略は次のとおりであった。
工事の概略 : 総計1,14uの実質平地造成整地、フェンスの設置 工事の費用 : 総額240万円 内 訳 : 全額県及び町の公費 工事の業者 : 橋本土木工業(株)
○草の根広場建設の様子
○草の根広場竣工式典の様子
○草の根広場で遊ぶの子どもたちの様子
3.草の根広場の拡張工事 @平成15年の区民世帯数は256世帯を数え、草の根広場を建造した昭和63年当時12 9 世帯の倍以上となり、年間最大のイベントである納涼祭は広場の手狭が目立ち、夜間 に多数の住民がごったがえす状況の安全についても不安があり、広場の拡張について 意識されていった。 A日本発条社所有(現びわこホーム団地)の土地をびわこホーム社が取得し、団地造成の 情報があったが、その土地は草の根広場に接続した幅9.7mの町所有地が残っている こ とから同地を町より借地して草の根広場の拡張がならないか検討するに至った。 B当時、友好関係にあった吉田邦重議員のご尽力もあり、町当局の補助金交付も期待出 来 ることから、15年7月、集会所屋根葺き替え工事の案件とともに拡張工事のための積 立金取り崩しを決定する区の臨時総会の開催、町当局との借地契約締結など事前の手 続 きが進んで行った。 C同年11月、拡張工事の開始直前にびわこホーム社より、町有地すべてを拡張されると 自社造成団地の強度に問題が派生するので、幅2mを残した上、法面の傾斜は30度と するよう強い申し入れがあり、町当局を交えた協議の末、基本的にはびわこホームの主 張を受け入れることとし、広場入口付近の拡張地を増やすために一部用壁を設けるとの 最終案をまとめた。 ・しかしその後、びわこホームは造成に当たり用地の上面を相当削ったため、菅谷区が び わこホームに譲った幅2mは2.5m越え位いになり、同社と協議時の同社の高姿勢 もあ って菅谷側の関係者は不愉快な思いをした。 D同12月、町当局に対する拡張工事の変更手続きを行い、16年1月に工事開始、2月に 拡張工事の完了を確認した。 E草の根広場拡張工事の概略は次のとおりである。
拡張の面積 : 約230u(従前1,014u、拡張後1,244u)
工事の費用 : 総額約343万円
内 訳 : 町補助金175万円、区積立金及び一般会計168万円
工事の業者 : 安岡建設資材(株) (橋本土木工業(株))
(平成18年秋:拡張なった草の根広場でグラウンドゴルフ)
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