地域づくり計画

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令和6年3月作成

ばんたに自治振興会 地域づくり計画書

はじめに

平成23年4月22日にばんたに自治振興会が設立されました。

これまで平成24年度に策定した地域づくり計画に基づき、多くの皆様方のご協力、ご支援のもと、様々な活動を実施してまいりました。平成26年度が3ヶ年計画の最終年度となることから、この度計画の見直しを実施しました。

今回は、本年度の各部会員を対象にアンケートをとりました。すべてのご意見を反映させることは難しいのですが、そこで出された意見を新たな地域づくりの計画策定に反映させるよう作業を進めました。結果として、前3ヶ年計画を踏襲した内容となりました。

 

1. 計画の期間

令和7年度

 

2. 地区の現状

伴谷地域は、明治22年の市町村制施行により伴谷村となり、昭和30年には水口町と合併しました。その後平成16年10月の大合併により甲賀市が誕生する中、平成23年4月22日にばんたに自治振興会が設立されました。当初、純農村であった伴谷地域は、水口工業団地や隣接の湖南工業団地の立地と併せ大規模住宅地開発が進み、近隣市町や他県からの就業者の住宅需要により人口が増加し、現在では市内で一番人口の多い地域となっています。5つの農村集落においては少子高齢化が進む中人口は減少しており、6つの新興住宅においては微増ながら増加しています。平成14年には、伴谷小学校の児童数の増加により、伴谷東小学校が創立され2学区となり、中学校の通学区域も2つに分かれています。また、平成25年7月には、住民自治活動の拠点及び大規模自然災害時の避難所として、水口交流センターが建設されました。

1. 地域面積 13.75㎢

  • 山林   4.13㎢
  • 田・畑  4.02㎢
  • 宅地   1.82㎢
  • その他  3.78㎢

 

2. 人口・世帯数 (R7年1月現在)

  • 総人口  11.554人
  • 世帯数  3.281戸
  • 高齢化率 9.8%(75歳以上)20%(65歳以上)

 

3. 行政区 11区 (R7年1月現在)

  • 八田区 (227名)
  • 春日区 (344名)
  • 下山区 (299名)
  • 伴中山区 (429名)
  • 山区 (386名)
  • 広野台東区 (1.092名)
  • 広野台西区 (1.316名)
  • 桜ヶ丘区 (2.033名)
  • 第三水口台区 (2.213名)
  • 第四水口台区 (2.163名)
  • 菅谷区 (1.029名)

※区入りしていない者も当該区の人口に加算

4. 学校、保育園(R7年1月現在)

  • 伴谷小学校   児童数 382名
  • 伴谷東小学校  児童数 306名
  • 伴谷くじらこども園   園児数 261名

 

5. 道路の状況

  • 県道  泉・日野線(5.7km) 水口・竜王線(4.2km) 春日・竜王線(2.3km) 山・松尾線(2.2km) 山・名坂線(1.1km)
  • 市道  1,2級幹線 7路線(11.5km)

 

6. 河川の状況

  • 一級河川  思川(6.6km) 坊谷川(3.8km) 祖父川(0.8km)

 

3. 地区の課題

1. 農村集落における課題

少子高齢化の進行により集落人口が減少しています。また、農家の減少は、農村環境の維持活動を減退させ、農地及び林地の荒廃が懸念されています。さらに、集落で受け継がれてきた伝統行事、また消防団等の人材確保や活動の継続も課題となっています。

2. 住宅団地における課題

青壮年層の居住が進む中、通学における交通安全の確保、防犯の課題があります。また、近隣住民との交流機会も少なく、今後高齢化が進むことにより通院や介護、安否確認等が新たな課題となっています。

3. 公害や道路交通等の課題

水口工業団地や水口テクノパークの企業立地により、通勤者や物流関係の通過車両が多く、朝夕の交通渋滞や通学路の安全に支障をきたしています。

また、中学校や総合病院、市役所、JRの駅までの距離が比較的長く、高齢化の進行もあり交通手段としてコミュニティバスの利用者が多く、便数の増加や経路の変更等の要望があります。

4. 居住環境の課題

伴谷地区は市町境界に位置し主要幹線道路沿いに山林や農地が入り組んでいることから、不法投棄やポイ捨てゴミが多く地域の景観を損ねています。また、空き家も年々増えており管理されなくなった土地・家屋の居住環境をさらに悪化させています。

5.防災への課題

地域内の各所に浸水危険区域及び土砂災害危険区域も存在することから、今後起こりうる東南海・南海地震等の対応に対する防災意識の高揚、地域防災力の向上が必要です。

 

4. まちづくり目標

1. 全体目標

「元気と笑顔あふれる自然豊かなまち伴谷」

2. 部会目標と施策目標

部会名

部会目標

施策目標

人権・生涯学習部会 ぬくもりとつながりのあるまちづくり (1)お互いを思いやる人づくり
(2)人と地域の交流を深める
環境・防災防犯部会 自然と環境を大切にし快適で安心して暮らせるまちづくり (1)きれいな住環境づくり
(2)災害に強いまちづくり
(3)いつまでも安心して暮らせるまちづくり
健康福祉部会 健康で活き活きと暮らせるまちづくり (1)地域で支えあう温もりのある福祉の推進、安心して生み育てられる子育て支援
(2)生きがいと安心に満ちた高齢者福祉の推進
(3)市民生活を支える健康づくり、スポーツを通じた健康づくり
スポーツ・青少年育成部会 からだと心豊な人を育むまちづくり (1)スポーツを通じての世代間交流の促進と健康増進
(2)地域ぐるみで子どもを育てるまちづくり

 

おわりに

今後、アンケート等でいただいている貴重なご意見を踏まえ、各部門(組織、福祉、防犯など)ごとに検討委員会(プロジェクトチーム)(仮称)を適時立ち上げ、専門的に方向性などを協議していただく体制をとることも検討しております。

地域の課題が解決され、「元気と笑顔あふれる自然豊かなまち伴谷」の実現に向けて、この計画を基本として事業を展開していけたらと考えています。

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